ねぶた-nebuta-とねぷた-neputa-

2017/03/06

雑記 雑記/お出かけ/青森県

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基本的には同じですが、青森市や青森市周辺と下北地方が「ねぶた」、弘前市を中心とした津軽地方では「ねぷた」と呼ばれるところが多いようです。

夏休み時期、青森各地では、車を走らせたりしていると、よく「ねぶた」・「ねぷた」運行をみかけます。
なんだか夏らしい雰囲気を感じることができます。
(この記事を書いているときは、まだ寒いですが…)



扇ねぷたと組ねぷた

弘前のねぷたは扇形「扇ねぷた」と人形型「組ねぷた」がありますが、基本的に扇ねぷたが主流な感じに見受けられます。
青森と五所川原のねぶたはほぼ「組ねぷた」です。

扇ねぷた


組ねぶた





ねぶたってどんなもの(設定)が多いの?

題材は、日本や中国の伝説や歴史上の人物、歌舞伎、神仏などを題材にすることが多く、一般的によく知られているものが多いです。
最近はNHK・大河ドラマなどを題材にすることもあるので、とても楽しめるお祭りだと思います。
ちなみに、2016年の新作立佞武多は「出雲阿国」でした。



五所川原は縁ある土地の為、小さなころから行っていたのですが、昨年久しぶりに行くことができました。
なので、立佞武多をじかに見るのは初めてでした。
やはり、高さ20m超えともなると圧巻ですね!
すべてが立佞武多ではなく、何年か前の立佞武多と周りの立佞武多などが集まって運行するのですが、3年ごとに新しいものが一基作られるようです。
『立佞武多の館』というものがあるのですが、ここから出陣したり、運行後、帰っていく姿はなかなか見られない光景だと思いますので、一度は訪れてみてください。
ビルの壁が開いて立佞武多が出陣するのです。
また、格納されたあとは、立佞武多の近くで見ることができ、跳ね上げ式のスロープもわたることができるので、「あぁ、ここから出て行くのだな」という感慨にもふけることができます(笑)

お囃子

五所川原立佞武多は『喧嘩ねぷた』 →「ヤッテマレ」(やってしまえの意味)
青森ねぶたは『凱旋ねぶた』 → 「ラセラー」
弘前ねぷたは『出陣ねぷた』 → 「ヤーヤドー」
と一応組み分けされているそうです。

全長20mを超えるものもある立佞武多

1993年、五所川原市内で明治・大正期の立佞武多の設計図の一部が発見され、1996年にボランティアによって80年前の「武者」立佞武多が復活。
この「武者」は、古習に倣い火が放たれ、昇天させられた。

見送り絵も必見

正面からは当然のことながら、ねぷたは「見送り絵」というものがあります。
出雲阿国の見送り絵
 文字通り、後ろに書かれた絵なのですが、ねぷた本体の後ろ姿とのバランスも良く、きちんと配置されていて、美人画が多いです。見送り絵一枚の場合もありますが、両隣りに少し小さめの袖絵も配置されている。
きちんとストーリー性もあるので、何のお話なのかを考えるのも楽しみの一つです。

和籐内の見送り絵



昇天とは

ねぶたの昇天とは、燃やすことです。
もとは灯篭としてのはじまりの為、運行が終わったあと、火を放ち海に流していたのだそうですが、最近は海洋汚染や大気汚染、また資材(昔は竹や木の骨組みにろうそくの火に対し、現在は鉄骨・電球など使用)などの関係で昇天させられるねぷた・ねぶたは限られているようです。
私は実際に昇天は見たことはありませんが、雄大で勇壮で、何とも言えない感慨深げな思いでしょうね。




昇天を見たい方は

「馬市まつり」で行われるそうです。
立佞武多や青森ねぶた、弘前ねぷたの大型のものではありませんが、毎年8月下旬につがる市でお祭りが3日間行われているようです。
最終日の夜、「新田火まつり」が行われ、「馬ねぶた」に点火し、農耕馬の霊を弔うそうです。
かつては木造町地区で行われていたお祭りですが、西津軽郡木造町・森田村・柏村・稲垣村・車力村が合併してつがる市になったため、つがる市主催のお祭りです。


素敵な思い出があなたに残りますように
  ~So that a nice memory may be left for you.



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子供達とのお出かけや、食事など、日々の細々したものをつづっています。 関東近郊・東海地区・北陸方面など多方面へ基本的に日帰りで出かけています。 中学受験を視野に入れ始めたので、最近は少しペースを落としている状況ですが、ゆっくりでもお役に立てるような情報を更新していきたいと思っています。

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