国立中学校について

2017/02/26

中学受験 中学受験/学校選び

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国立中学校

と聞けば、そこに行かせたいと思うのが親の心情ですよね。
現在、国立大学付属中学校は16校、首都圏での公立一貫校は全国で22校あります。

国立大学付属中学校では、以下の8校が、併設の高校がありません。


  • 横浜国立大学教育人間科学部鎌倉中学校
  • 横浜国立大学教育人間科学部横浜中学校
  • 千葉大学教育学部付属中学校
  • 埼玉大学教育学部付属中学校
  • 茨城大学教育学部付属中学校
  • 宇都宮大学教育学部付属中学校
  • 群馬大学教育学部付属中学校
  • 山梨大学教育人間科学部付属中学校
加えて、お茶の水女子大学付属中学校は併設高校が女子高の為、男子のみ併設校がない状態であると言えます。
しかし、高校進学時には、一般の公立中学校に比べれば高いレベルの学校へ進学されるようです。

筑波大学付属駒場中学校、筑波大学付属中学校はほぼ全員が併設高校への進学し、東京大学教育学部付属中等教育学校(前期)、東京学芸大学附属国際中等教育学校(前期)は同様にほぼ全員が中等教育学校(後期)へ進学するようです。
お茶の水女子大学付属中学校に関しては、女子の70%弱が併設高校への進学をするようです。

中等教育学校とは

1998年の学校教育法改正に伴い、中高一貫教育が制度化されました。
それに伴い、1999年に中等教育学校が誕生したわけですが、中学校との区別がわかりづらいですね。
ようするに、中等教育6年間をひとつにしてカリキュラムを組んで勉強していいく学校のことです。
中学校に相当する3年間が前期課程、高等学校に相当する3年間が後期課程と呼ばれます。
前期課程を卒業したあとは、他の高等学校や高等専門学校を受験してもよいです。

入学区域指定がある

ただ、国立中学校に行きたいといっても、学校によって『入学(受験可能)区域』を設けているところが多いようです。
それぞれの学校により指定区域は違いますが、およそ、都内・埼玉の東京寄り・神奈川の東京寄り・千葉の東京寄りが多い感じです。
『区域は定めないが、およそ1時間ほどで登下校可能』な場所と考えたほうがよいかと思います。
うちは残念ながら、大半の国立中学校の入学区域外でした。
国立付属中学校の受験をすでに決定されていて、これからお住まいを捜される方は、ご存知かもしれませんが、この「入学(通学)区域」の存在を忘れずに学区内のところを選ばないと、受験資格すらなくなってしまう可能性があるので、注意が必要ですね。

国立付属の中学校で、通学区域を設けているということは、中学生の通学はおよそ1時間以内が妥当だと国で考えているということなのかなと思いました。
私たちも学校選びの基準として、1時間以内(Door To Door)で通える学校を選ぼうと思っているので、国の方針(大げさかな?)と合っていると思うとちょっと安心しました。
とはいえ、やはり、時間を設けてしまうと、おのずと志望校は限られてしまうので、その中でそれぞれの子供たちに似合った学校を見つけられればと思っています。

入試対策

4科(国語・算数・社会・理科)をしっかりと
4科中心とはいえ、ほかの教科(音楽・図工・家庭科・体育など)の試験や実技、面接がある場合もあるようです。
面接は、即座に、自分の考えをまとめた状態で答えなければいけないので、そういったことを踏まえると、読書がとても大事だと思います。
ただ、読むのではなく、読んだ後、要約・感想を自分の言葉で考えて書き出す練習もやはり必要なのだと改めて実感しているところです。
そのような力を培っておけば、必要とされる「思考力・判断力・表現力」もおのずと培われているでしょうから。
また、「適性検査」を導入している学校(東京大学教育学部付属中等教育学校)もあるようで、今後、導入する学校も増えていくことを考えたほうがいいと思います。

この記事は『晶文社 首都圏 中学受験案内 2017年度用』を参考にしました。

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子供達とのお出かけや、食事など、日々の細々したものをつづっています。 関東近郊・東海地区・北陸方面など多方面へ基本的に日帰りで出かけています。 中学受験を視野に入れ始めたので、最近は少しペースを落としている状況ですが、ゆっくりでもお役に立てるような情報を更新していきたいと思っています。

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