1998年の学校教育法改正で制度化されて1999年開校以降、公立の中高一貫校も徐々に作られてきており、現在は全国に450校を超えるほど急増しています。
公立中高一貫校では3つの形があります。
- 中等教育学校
- 併設型(中高一貫校)
- 連携型(中高一貫校)
中等教育学校
中学・高校と区別せずに6年間を通したカリキュラムを一貫して行う学校です。
高校からの募集はなく、入学には「選抜」の合格が必要。
併設型(中高一貫校)
県立中学校と県立高校など設置者が同じであり、中高を一貫させた学校です。
中学校卒業者は無試験で高等学校へ進学できます。また、高校からの外部入学も可能。
連携型(中高一貫校)
市町村立の中学校と都道府県立高校など異なる設置者が中学校と高校を連携させた学校です。中学入学時に、中等教育学校や併設型中高一貫校のような試験はない。
地域により異なるが、高校へ進学する際、簡単な選抜があるところもある。
※学校の設置者とは・・・
学校を設置し、学校を所有する者のこと
選抜ってなに?
読んでいると、気になる「選抜」
あまり詳しく載っていないところもあったので、ちょっと調べてみました。
いわゆる「中学入試」のことですが、科目のテストというよりは「適性検査・作文・面接」に重点があるようです。
なぜかというと、受験勉強が過熱するとの理由で、入学試験は行ってはならないことになっているからです。
この「適性検査」では小学校で教わる内容を超えるような知識は必要なく、持っている知識を組み合わせたり応用したりして考える力が強く求められるようです。
つまりは知識の応用・考える力・分析力・そして説得するための文章力が必要ということでしょうか。
また、提出書類ですが先生に記入していただくための報告書があります。
小学校の報告書
報告書(または調査書)は、学校の担任の先生に書いてもらいますが、主に小5・小6の記録を記載するため、受験を視野に入れている場合は早めのご依頼が必要です。
なお、学校によっては小4の記録も必要な場合がありますので、公立中高一貫校を志望する場合は早くから確認・準備が必要です。
国語・社会・算数・理科・音楽・図画工作・家庭・体育の8科目のそれぞれの評定(1~3)を各学校ごとの換算値を使って算出しているようです。
願書出願期間
私立中学の出願期間に比べて、シビアな日数に感じます。
首都圏の学校をみるとほぼ2~3日間の受付の学校が多いため、計画的な発送手続きが必要だと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿