【国立大学】関東の総合型選抜とは?
高校生が知っておきたいポイント
大学受験には「一般選抜」以外にも、「総合型選抜(旧AO入試)」という入試制度があります。特に最近は、個性・意欲・将来の目標を重視する入試として注目を集めています。
今回は、「関東の国立大学の総合型選抜」に焦点を当てて、出願条件や求められる力、具体的な大学例をご紹介します。
総合型選抜とは?
総合型選抜は、学力試験だけでなく、志望理由書・面接・小論文・プレゼンテーションなどを通して、「人物」を評価する入試です。
- 高校の成績だけでなく、課外活動や将来のビジョンも重視
- 出願時期が早く、9〜10月ごろに出願→11月〜12月に合格発表が多い
- 合格後も「入学前教育」や「学力補完」が行われる大学も
関東の国立大学で総合型選抜を行っている主な大学(例)
1. 東京大学(推薦入試)
- 高校での卓越した活動実績を重視
- 学部によっては、数人〜十数人程度の募集
- 高度な志望理由書、面接、小論文あり
2. 筑波大学(総合型選抜・推薦入試)
- 全学群・学類で実施(例:理工系、芸術系、体育系など)
- 探究学習や部活動の実績が評価されやすい
- プレゼンや面接で「自分のビジョン」をしっかり語る必要あり
3. 千葉大学(総合型選抜)
- 教育学部や国際教養学部などで実施
- 小論文と面接中心、学部によってはプレゼン課題も
- 英語力や探究学習の記録が評価される
4. 横浜国立大学(学校推薦型・総合型)
- 経済学部や教育学部などで実施
- 高校での探究活動、リーダー経験なども加点対象に
5. 群馬大学・宇都宮大学・茨城大学など
- 地域課題に対する関心や、地域貢献型志望動機が重視される傾向
- 地方創生、人文・理系問わず多くの学部で実施
どんな人におすすめ?
- 定期テストよりも探究活動・プレゼン・面接に自信がある人
- 高校生活で特に頑張ったことがある人(研究・部活・ボランティア等)
- 将来の目標や大学で学びたいことがはっきりしている人
6月〜夏にやるべきこと
- 志望理由書の準備:なぜその大学・学部なのか、言語化を始めよう
- ポートフォリオの整理:部活動・探究・資格・表彰などの実績まとめ
- オープンキャンパスや説明会に参加:面接の情報や出題傾向が分かる
まとめ
関東の国立大学でも、総合型選抜は確実に広がっています。学力だけでは測れないあなたの「強み」や「将来性」が評価されるチャンスです。
一般選抜と並行して準備するのは大変ですが、「今までの自分を見つめ直し、言葉にする」経験は、どんな受験方式でも役に立ちます。
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